現代詩人探偵 - 詩をかいて生きることは不可能なのか?

詩を書いて生きることは

不可能なのか?

現代詩人探偵

生きている異常を捨てて、/死んでいる永遠に組み込まれる、/その因果について。/探さねばならない犯人がいる。/暴かねばならない死因がある。/そして、定めなければならない動機がある。/死に至る、病などはないこの世界で。

書影

現代詩人探偵

2016年3月12日頃
東京創元社 ミステリ・フロンティアより発売予定

舞台は現代、湿度の高い地方都市の夏。今はもう閉鎖されたSNSのログに記された、約束の日がやってくる。かつて書いた詩のタイトルから、「探偵くん」と呼ばれる僕は、メンバーの訃報を聞き、彼らの自殺の謎を追うことを決める。

死因は、芸術。

詩が、彼らを殺したのだろうか。

詩を書いて生きることは不可能なのか?